東久邇宮記念賞

 

受賞者は、評議委員会によって選出されます。

当表彰は毎年4月に開催されます。

受賞条件として、以下に該当する方となります。 

 

①産業特に発明活動に従事しその振興に携わっていること

②産業特に発明活動における社会的評価を受けていること

③人格的にも優れ、将来への展望を持ち努力を怠らない者

賞のはじまり

昭和天皇の女婿であられる東久邇盛厚殿下の発明哲学は、

「発明には上下の貴賎はない。小発明ほど尊い、ノーベル賞を百とるより、国民一人一人の小発明が大切だ。うまいミソ汁を考えた人には文化勲章を与えよ」といわれて我々の名誉総裁になってくれた。

 

晩年、病に臥せられたとき私を招いて 「わが家の名と財産を使ってよいから、産業や文化の発展に尽くした方に皇族賞を出して顕彰してほしい」と仰せられた。

 

この東久邇宮記念賞は、その遺言によって生まれたのである。

名誉顧問には総裁夫人である東久邇佳子様がなられている。この賞は、髙松宮賞、秩父宮賞と共に三大宮様賞として親しまれている。

                                平成9年11月  豊澤豊雄 謹記 


東久邇宮記念賞の由来

 

「東久邇宮記念会の由来」がご覧いただけます。